内容説明
画家、版画家、美術史家、美学者、美術館学芸員、色彩学者、絵具研究家、美術教育者などたさいな絵画のエキスパート53人が執筆。1項目を見開きでわかりやすく語った類のない絵画の入門書。
目次
1 絵画の概念(絵画の意味;絵画を成立させる要素)
2 絵画の内容と形式(絵画の対象;絵画表現のさまざまなかたち ほか)
3 絵画制作の実際(デッサンとドローイング;絵画のさまざまな技法 ほか)
4 絵画の提示及び教育(絵画の提示;絵画の教育)
著者等紹介
谷川渥[タニガワアツシ]
1948年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。国学院大学教授・美学
小沢基弘[コザワモトヒロ]
1959年生まれ。筑波大学大学院修士課程芸術研究科修了。同大学院博士課程芸術学研究科単位取得退学。埼玉大学助教授・絵画、絵画理論。作品発表に、安井賞展、現代日本美術展、風の芸術展、前田寛治賞展等出品。個展(紀伊国屋画廊、あかね画廊、埼玉県立近代美術館等)。第26回教育美術賞(佐武賞)受賞
渡辺晃一[ワタナベコウイチ]
1967年生まれ。筑波大学大学院修士課程芸術研究科美術専攻修了。福島大学助教授・絵画。作品発表に、個展(川口現代美術館)、VOCA展(上野の森美術館)他、美術館による企画展多数。第30回教育美術賞(佐武賞)受賞
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感想・レビュー
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匠
77
この本を買ったとき、読み終えるには 国語辞典を読破するような覚悟が必要と思ったけれど、1トピック見開きでシンプルな構成が読みやすかった。絵画について色彩、技法、美術史など多彩な分野のエキスパートにより、偏ることなくあらゆる視点、あらゆる角度から検証された、個人的にはバイブルみたいな1冊。ただ、厚みのわりには軽いのが助かるものの、フォントだけは小さくて、マーカー引くと2行に重なるのがちょっとネック。しかしながら、これだけ詳細に解説された本はなかなか他にないので、絵画に興味のある方にはぜひオススメしたい。 2013/10/10