内容説明
本書は流体からうける抵抗の問題に関心のある一般の読者を対象として、基礎理論から自動車、鉄道車両、飛行機、船など乗り物への応用まで、形状と流体抵抗の関係について、多くの図や写真を用いて分かりやすく解説している。本編は高校程度の学力があれば理解出来るように数式は最小限にとどめ、付録において数学的な説明を行い、補足するよう試みられている。本書は科学技術読み物であると同時に流体力学の入門書である。
目次
第1編 流体抵抗序論(物体に働く流体抵抗;流体抵抗の歴史;物体まわりの流れと流体抵抗)
第2編 乗り物の流線形化(飛行船の空気抵抗と形状の発展;飛行機の空気抵抗と形状の発展;自動車の空気抵抗と形状の発展;鉄道車両の空気抵抗と形状の発展;船の流体抵抗と形状の発展)
付録 流体力学の基礎事項
記号一覧表
単位について
流体の動粘度



