出版社内容情報
環境変化が人の脳の形成、意識や心の在り方にどう影響するのかを考察し、今日の情報化社会に警鐘をならす。
内容説明
神経生理学者の見る未来。バイオ・ナノ・情報3点セットの先端技術が人々の生活環境をどのように変えるのか、その環境変化が人の脳の形成、意識や心の在り方にどう影響するのかを考察し、今日の情報化社会に警鐘を鳴らす。
目次
第1章 未来:何が問題なのか?
第2章 ライフスタイル―私たちは何を現実と見ているのか?
第3章 ロボット―私たちの身体をどのように考えるか?
第4章 職業―時間をどのように使うのか?
第5章 生殖―命をどのように考えるのか?
第6章 教育―何を学ばなくてはならないのか?
第7章 科学―どのような問いを問うのか?
第8章 テロリズム―私たちはまだ自由意志を持っているのか?
第9章 人間性―それはどれだけ堅固か?
第10章 未来―どのような選択が可能か?
著者等紹介
グリーンフィールド,スーザン[グリーンフィールド,スーザン][Greenfield,Susan]
1951年生まれ。聖ヒルダ大学(オックスフォード)卒業後、オックスフォード大学生理学教室、フランス大学、ニューヨーク大学医療センター、リンカーン大学シナプス薬理学講師を経て、1996年薬理学教授。パーキンソン病、アルツハイマー病などの研究グループを指導する一方で、心の物理的な基礎について関心を持ち、1995年Journey to the Centres of the Mind.を出版して意識に関する自らの理論を発表。1998年に英国王立科学研究所の所長に就任。また作家、ブロードキャスターとして公衆への科学知識の普及活動を行ってきたことに対し、2000年に王立協会からファラディメダルを授与されている。2001年にBaronessの称号を与えられ、英国上院議会のメンバーである。イギリスの雑誌Harpers and Queen(現Harper’s Bazaar)によって世界で最も優れた50人の女性の14番目にランクされている
伊藤泰男[イトウヤスオ]
東京大学原子力研究総合センター・元教授。ラジオアイソトープ・原子炉・加速器を用いた共同利用研究の管理にたずさわるとともに、放射線利用の研究を行ってきた。「ランタノイドとアクチノイドの放射線化学」(露語からの訳)、「Handbook of Radiation Chemistry」(共編)、「素粒子の化学」(共著)、「放射化分析ハンドブック」(共編)など。2004年定年退職後、特定非営利活動法人・科学技術社会研究所を設立して今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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