内容説明
イスラム世界はどこに行くのか?それを理解する鍵がここに示されている。フランスの気鋭のアラブ学者ケペルが、中近東のみならずヨーロッパから東南アジアにいたる世界のイスラム主義運動の三十年の歴史を総合的に分析した畢生の大著。
目次
第1部 発展期(文化革命;一九六〇年代末の世界におけるイスラム教圏の状況;アラブ・ナショナリズムの廃墟の上に繁栄する石油イスラム主義;スンナ派イスラム主義の誕生―エジプト、マレーシア、パキスタン ほか)
第2部 衰退期(増殖するジハード;ボスニアの戦争とジハード移植の拒絶反応;第二次アルジェリア戦争―虐殺の論理;テロに脅かされるエジプトのイスラム主義 ほか)
著者等紹介
丸岡高弘[マルオカタカヒロ]
1975年東京大学文学部仏文科卒業。1978年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1986年パリ第三大学第三課程博士。南山大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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