内容説明
本書は、ひとりのメジャーな哲学者が彼の生涯にわたる仕事の大部分においてはらった努力―認識論を自然化しようという努力―を理解するのになくてはならない貴重な本である。
目次
第1章 証拠
第2章 指示
第3章 意味
第4章 内包
第5章 真理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ami
1
引用解除!2021/06/28
Bevel
1
量化され実体化された対象にいくつも出来事を集めることで、観察と理論を結び付けるというアイデアが面白かった。ただ、論理学に観察文、知覚、信念などを説明させるという方針は理解できるけれど、観察文、知覚、信念といったものが日々の言語行為の中で厳密にどの部分を表しているのかを想像できなかった。可能な言語活動全てから、観察文、知覚、信念だけを切り取って分析する(論理学で説明する)メリットがよくわからない。任意の言語活動に対してクワインのモデルを張り付けることができる条件についてもう少し知りたい。2013/02/19
ダメ太郎スマイル
0
訳註が充実していて、内容が分かりやすくなってる。しかし、内容を理解しやすくするための意訳がいきすぎている。本文最初のページを開けばわかると思う。2014/08/18
urza358
0
クワインの業績のまとめ+α。個人的に印象深いのは存在論の無効化、内包における事象関説的と言表関説的の区別、様相へのコメントのあたりか。2011/03/17
hisajun
0
☆☆☆☆★(再)2009/04/18