内容説明
メディアと思想。近代の表象システムをメディア環境から反省し直すキットラーの最新論考。「人間」という知的枠組みを離脱した地点から、ラカン、アナログ、デジタルメディアをキーワードにした三部構成で人文科学の言説を問い直す。
目次
ドラキュラの遺言
象徴的なものの世界―マシンの世界
ロマン主義‐精神分析‐映画―ドッペルゲンガーの歴史
ベンの詩―「とびきりのヒットソング」
耳の神様
オペレータの離脱
シグナル‐ノイズ離隔距離
リアル・タイム・アナリシス、タイム・アクシス・マニピュレーション
プロテクト・モード
ソフトウェアなど存在しない