内容説明
意味の自然主義の視座から、クワイン、デイヴィドソン、デネットらの全体論を徹底して批判的に検討する。意味の原子論か、分子論か、それとも全体論か。来るべき言語と志向性の科学に向けて生き残るのはどれか。現代言語哲学のもつれを自然主義の強靱な論理で断ち切る異色の書。
目次
第1章 序―扱われるべき問題についての見取り図
第2章 W・V・O・クワイン―意味の全体論と確証の全体論
第3章 ドナルド・デイヴィドソン―意味の全体論と根元的解釈
第4章 デイヴィド・ルイス―意味の全体論と信念の第一次性
第5章 D・C・デネット―意味の全体論と志向性帰属の規範性(そしてデイヴィドソンについての付言)
第6章 ネッド・ブロック―意味の全体論と概念役割意味論
第7章 ポール・チャーチランド―状態空間意味論(および簡単な結論)
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