内容説明
ウィトゲンシュタインは、『哲学的探究』を理解する最良の道は『論考』を経由する事である、と信じていた。ノーマン・マルカムもこの信念を共有しており、この本において、これら二つの根本的に異なった哲学的立場の劇的な対立を描いている。
目次
第1章 世界の形式
第2章 言語と対象
第3章 実在の要素
第4章 思念
第5章 命題はその意味を示すか
第6章 二種類の論理的分析
第7章 分析の内的過程
第8章 表出する振舞いとしての言語
第9章 規則に従う、という事
第10章 心と脳
第11章 確実性
第12章 エピローグ