内容説明
「科学、技術、社会」、すなわちSTSは、教育における主要なテーマになってきた。このテーマは何を扱うものなのだろうか。なぜこれを教育しなければならないのか。誰が教育に当たるべきで、誰が教育されるべきなのか。このテーマにはどのようにアプローチすべきだろうか。STS教育の理由を説明しようという非公式の企てである本書は、いかに多くの要因がこれに絡むのかを示す。
目次
第1章 科学教育は誰のためのものか
第2章 科学の堅い核心
第3章 科学主義とその表現形態
第4章 アカデミズム科学の社会モデル
第5章 研究開発システム
第6章 STSの未解決問題
第7章 STS教育の方法
第8章 科学教育を拡大する
第9章 STS教育を確立する