感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Pooh
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誰でも簡単に読める現象学の本である。シュミッツの現象学の在り方＝「周界にうちに自己を見出す」ことに基づき、身体と感情、そして宗教、また言語、思想や哲学史まで多彩なパースペクティブな彼の広がりを論じている。それはあまりに簡単に思え、また面白く引き込まれる。彼が論じられずにいた絶対無的な哲学を、また人の人生はまた人さまざまであり委曲を尽くした差異化しようとした偉業を感じることができる本でもある。2015/05/31
