内容説明
本書においては各章の問題は基礎部分、重要部分に関して作成されていて、ほぼすべての問題に読者の便のため解答が付けられている。また、分子や結晶の構造の理解のための空間的配置の把握のため正四面体および正八面体の折り紙模型についての解説も用意されている。
目次
第1章 熱力学(状態量と状態方程式;熱力学第一法則と準静的過程;熱力学第二法則とエントロピー;熱力学諸関数と平衡条件;相平衡と化学平衡;気体分子運動論と化学反応速度論)
第2章 量子化学(量子力学;量子化学)
第3章 構造化学(回転スペクトル;振動スペクトル;ポテンシャル曲線と光吸収;核磁気共鳴〈NMR〉;電子スピン共鳴〈ESR〉)
第4章 物性化学(結晶のX線回折;イオン結晶の構造;イオン結晶の格子エネルギー;ボルン‐ハーバーサイクルによるイオン結晶の格子エネルギーの計算;結晶の不完全性〈欠陥〉と統計力学の応用)