内容説明
ストーカー加害者の更生支援支援、ストーカー予防の啓蒙のために―。「最も危ないモンスターストーカー」と言われた元ストーカーが独白!
目次
第1章 見捨てられる恐怖
第2章 ストーカー気質
第3章 暴走する欲望
第4章 あぶりだされる本性
第5章 裏切りの警告
第6章 粘着
第7章 実名、顔出し、そして
著者等紹介
守屋秀勝[モリヤヒデカツ]
1960年、長野県生まれ。ストーカー専門家から『最も危ないモンスターストーカー』と言われた元ストーカー。依存症専門病院に入院もしたがストーカーから脱却できず、相手を「殺そう」という心理にも至った。その後「アドラー心理学」を通して自身の愚かさに気付き、脱却。ストーカー・リカバリー・サポートを立ち上げ、加害者更生支援活動を開始した。テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどメディアにも多数出演。現在は加害者だけでなく、被害者を守る活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
28
単純に団体の活動を知ろうと思ったら、自身がストーカーであった過去を語る内容。読者としては、どのような思考がそこにあるかを知ることができる。何が認知の歪みを破壊する力となるのか。2024/03/16
paluko
6
図書館の新着棚で目について、つい手に取った。加害者のストーカー脱却なくして被害者の真の救済はない! と実感している著者がストーカー問題を専門に扱うカウンセラーにコンタクトをとって協力関係を築く…のかと思ったら、なんとカウンセラーに粘着して、治まっていたはずのストーカー行為が再発。生育歴も漫画『セックス依存症になりました。』の作者とすごく似通ったところがあるし、ストーカーも一種の依存症者なのかなと感じた。⇒2024/04/11
乱読家 護る会支持!
4
元ストーカーの半生。 著者がつきまとった女性たちに求めていたのは「承認してくれる存在」「自分を見捨てない存在」「母親のような存在」なのだと思いました。 だとすれば、今は「ストーカー・リカバリー・サポート代表」という社会的役割が著者の生きる力の源泉になっているように思います。 本音と建前が交錯し、クソ真面目で純粋な人ほど生きづらい現代社会。 当事者同士のネットワークの中に生き辛い人達が居場所を見つけれたら、すこしはマシな社会になるのかもしれません。2024/07/21