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ヘンリー塚本 感動と情熱のエロス―三〇年間で二五〇〇本以上のカルトAVを撮った、アンダーグラウンド映像作家の生涯とその作品。

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  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784782535776
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0023

内容説明

セックスというものが持つ奥深いドラマ、息づく希望の光、そして自由の値。「愛しい女」という名の、永遠の謎を求めて!本物のエロスとは何か?それは誰もが心を踊らせるような感動や、はたまた胸を掻きむしられるような悲劇や、この世界がいやおうなく抱える残酷さの中にこそある。だからこそヘンリー塚本の作品は、人々の心に残り続けた―。

目次

人の心に残る作品を―、
一九九四年四月、冷たい春の雨が降る午後に。
一九四三年、千葉県長者町・貧困・トウモロコシ畑の情事。
一九五七年、二本榎・小松川・江東楽天地・映画との出会い。
一九五九年、姉の死・池袋・三河島・不思議な夜。
一九七〇年、コペンハーゲン・悲しき天使・大塚・卒業・恋人たちの夜。
一九八二年、足立区鹿浜橋付近、紀尾井町、“なんでも撮ります”の時代。
一九八二年、新宿京王プラザ、富山高岡、自由の値。
一九八四年、ブラックパックビデオ・AV黎明期・ビデ倫加盟。
八〇年代から九〇年代へ・バブル景気の終焉・心に残るAVの始まり。
九〇年代・セックスというものが持つ奥深いドラマ・レイプの深層。
女優・男優・FAオールスターズ・独自のシナリオ作法と疾走の時代。
さらにシナリオ作法の深淵へ・迫力・情熱・魂の叫び。
独創的かつ特異な演出スタイル・夢のあるAV・光り輝く存在であれ!
恋しい女という名の永遠の謎・人生は不公平・ゾーンに入る・そして新しい世界へ。
情熱はファンの元に・最後もファミリービデオとして・AVという文化を作る。
引退・そしてYouTubeへ・映画に救われ映像に生かされて―。
二〇二三年夏、姉の死、再び。
最後の日々、希望の光。

著者等紹介

東良美季[トウラミキ]
1958年生まれ、川崎市出身。編集者、アダルトビデオ監督、音楽PVディレクターを経て執筆業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

azur

1
昔回転寿司屋のカウンターで私の隣に座った高齢の客が、ほっき貝だのつぶ貝だの明らかに貝類を中心に食っていたの見て、サーモンや光り物などの脂っこいのばかりを食べていた私は、ツウとはこういうものなのか、と深く感心した覚えがある。AVも同じ。本当のツウはエスワンだのSODではなくヘンリー塚本を求めるのである。凡庸な私は一生かかってもその境地にはたどり着けないかもしれないが。ブログの愛読者なので著者の仕事には期待している。良書。2024/07/18

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