内容説明
現代の食文化の原点を探る、木の芽、草の根などの山の幸は山びとたちの欠かせぬ食物源であった。現代の食文化が見直すべき民俗が山村には今も息づく。
目次
ドブロクと山の民
置賜地方山村の食制と味
会津山村の食べもの
畑のさしみ・コンニャクの味
北アルプス山麓と山菜
美味いも不味いも―北アルプス山麓安曇村の食生活
アブラエの味―飛騨山村の食生活
白山山麓の薬草と食用植物
トチと魚―大野市下打波の食と味
京都北山の漬ものとお茶
中国山地・“ワニ”を食べる村々
石鎚山のダラスケと薬草・食用植物
山伏の薬と医療