近代・中国の都市と建築―広州・黄埔・上海・南京・武漢・重慶・台北

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  • サイズ A5判/ページ数 391p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784782405048
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C3052

内容説明

本書は、孫文の死後、急成長した国民党主席の蒋介石が、国家統一の過程で策定、実施した各都市の都市計画を取上げている。建築は、ネオ・バロック、西洋古典主義、クイーン・アン・リヴァイヴァル様式、中国伝統式、古典折衷式など、建築様式の混在からインターナショナル、モダニズム建築へと行き着く変遷を追っている。多くの事例は、発掘資料とともに本書が初めて明らかにしている。

目次

第1章 広州―都市化と中国の近代都市計画のはじまり(前二一四…一八四三~一九三六年)
第2章 黄埔―精鋭の若きプランナー李文邦(一九二〇~一九四五年)
第3章 上海―租界を凌駕し奪回せよ!蒋介石と日本軍政下の都市計画(一八四三~一九四五年)
第4章 南京―蒋介石の荘厳な首都計画(前二二一…一八二七~一九四五年)
第5章 武漢―漢口租界、都市を起死回生させた都市プランナー呉国柄(一八五八~一九四五年)
第6章 重慶―焦土から復興をかけた蒋介石中国最後の副首都計画(一八四〇~一九四九年)
第7章 台北―日本統治期の後藤新平から蒋介石までの都市計画(一六〇〇~一九七〇年)

著者等紹介

田中重光[タナカシゲミツ]
東アジア都市計画・建築史家・工学博士。梓設計を経て、ADDプランニング・執行役員。一級建築士。1951年福岡県生まれ。1990年、日本大学文理学部史学科卒業。1994年、同大学大学院理工学部理工学研究科博士前期課程修了。1997年、同大学理工学部理工学研究科研究生修了。中国東北地方を中心とした戦前期までの領事館建築の調査、発掘活動を展開している
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