内容説明
日本の建築の歴史的な流れの中で、ル・コルビュジエの追求とその受容は、特筆すべき現象と考えられる。彼の影響を除外して、日本の近代建築史を構成することは不可能である。ル・コルビュジエをめぐる日本の建築家たちの営為は、それぞれに多彩であり、さまざまなエピソードは、今後の新しい建築家の活動にも有益な示唆を与えることであろう。
目次
第1章 ル・コルビュジエを訪問した建築家たち
第2章 ル・コルビュジエの作品を見に行った建築家たち
第3章 ル・コルビュジエの著作を入手して紹介した建築家たち
第4章 ル・コルビュジエのアトリエで図面を引いた建築家たち
第5章 日本におけるル・コルビュジエの影響
第6章 ル・コルビュジエについての論評
第7章 日本に現存するル・コルビュジエの建築作品