目次
第1部 スポーツをみる(スポーツをテレビでみる―団塊世代の観戦史;宝塚歌劇と職業野球―日本型プロフェッショナリズムの誕生;オリンピック“芸術競技”“芸術展示”“文化プログラム”―東京大会とミュンヘン大会の“芸術展示”)
第2部 スポーツをする(道具とスポーツ―ランニングの視点から;筋肉への欲望とその帰結―信仰的言説としてのインナーマッスル;水の文化史―水分摂取言説の変容と日射病/熱射病/熱中症)
第3部 スポーツをささえる(スポーツと呪術―アフリカにおけるサッカーをとおして;応援団によるささえ方;スポーツ移民のグローバル移動―サッカーの事例を中心に)
第4部 スポーツをひらく(スポーツに国境はあるのか?;競技の平等性と人権―「ジェンダー」と「障がい」の視点から;小笠原諸島におけるスポーツ―スポーツを通して地域社会をみる)
著者等紹介
今泉隆裕[イマイズミタカヒロ]
桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部教授
大野哲也[オオノテツヤ]
桃山学院大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ああああ
2
じつは歴史的プロセスからすれば,スポーツはそれほど普遍的な現象ではない。われわれがスポーツと聞いてイメージする競技の多くは18世紀後半に成立した。 サッカー, テニス, ラグビー, ボクシング, 登山,ゴルフなどの近代スポーツの多くは18世紀から19世紀にかけてイギリスで誕生している。 これにはイギリスで起こった産業革命が影響したことはいうまでもない。活発な生産活動と, 技術革新に伴う農業生産の増大はそれまで以上に多くの人々に余暇をもたらした。 義務 (労働) から解放される時間が増大したのである。2024/07/01
たろーたん
1
甲子園のアマチュアリズムがや礼儀正しさが日本のナショナリズムとして受容されているが、それは輸入した西洋文化の過剰適応に他ならない。清く、規律正しい選手にナショナルアイデンティティを投影するのは非常に皮肉ってのと、ランニングシューズを履くことで足を地面に付ける位置が変わり、ケガをしやすくなるってのが、面白かった。2021/07/19