目次
第1章 数理工学への入門―大学院時代
第2章 AI研究と数理脳科学の原点―九州大学時代
第3章 東京大学へ―激動の時代:神経回路網の数理
第4章 情報幾何の始まりと展開
第5章 世界への進出―ニューロブーム、バブル期とその崩壊
第6章 理化学研究所―研究者の天国
第7章 研究は私の趣味―退官後の研究
著者等紹介
甘利俊一[アマリシュンイチ]
1963年東京大学大学院数物系研究科数理工学専攻博士課程修了、工学博士。現在、理化学研究所栄誉研究員、東京大学名誉教授。専門、情報幾何学、数理脳科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
数理工学の探究:数理コース 電気回路網 トポロジー 連続体力学 情報理論 AI研究 機械学習 確率勾配降下 神経回路網の数理:統計神経力学 神経集団 連想記憶 パターン力学 自己組織化 神経場 アメリカ留学 情報幾何の展開:確率分布族 リーマン空間 ダイバージェンス Bregman情報幾何 統計的推論 高次漸近理論 世界的影響:ニューロブーム バブル崩壊 ヒューマンフロンティア リアルワールドコンピューティング 理研での研究:独立成分分析 神経スパイク 階層モデル 自然勾配学習 情報統合 意識の情報幾何2025/03/05
さいもん
1
ニューラルネットと情報幾何を作ったレジェンド、甘利俊一の自伝。ヒントンやホップフィールドと同時代を生きて、MLPにおけるSGD、連想記憶モデル、パラメータ空間の解析など、いまの深層学習に直結する研究が行われていった様子が語られている。 確実に後世に名を残すような大学者なのに、語り口がずっと軽妙なぶっちゃけ話のような様子なのでおもしろい。 2025/02/10