内容説明
本書は、心理学をはじめて学ぶ大学生、短大生のためのテキストとして好評を博してきた入門書の改訂版です。歴史、感覚と知覚、動機づけと情動について新たな解説を加え、いっそう内容を充実させました。また、研究の進展が著しい学習と記憶、意識・思考・言語の章については、新たな著者を加え、近年重要度が増している事項や初版刊行後に得られた知見を盛り込みました。さらに、各ページの欄外に重要語句の英語表記を加えることで、より上級の学習への橋渡しとなるよう、配慮しています。
目次
1章 歴史と方法
2章 感覚と知覚
3章 学習と記憶
4章 意識・思考・言語
5章 動機づけと情動
6章 発達
7章 性格
8章 対人関係
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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6
p184 Banduraの代理学習説。代理学習:vicarious learning 代理強化:vicarious reinforcement2020/03/02
アルカリオン
4
輻輳[convergence]:両目の視線は、非常に遠方を見るときは平行しているが、近くを見るときは、注視点で交差する。その交差角が輻輳角であって、距離に反比例して変化する。輻輳角の変化に伴う筋肉の伸縮が輻輳である。(p38)2019/02/17
アルカリオン
2
キーワードが青い太字で強調されるとともに、対応する英語表現が欄外に赤字で記載されている。有益な工夫だ。2019/02/14
アルカリオン
2
「18・9世紀の心理学は意識心理学とよばれるように、意識すなわち心と考えた。しかし意識だけが心かどうかが問題となり、昼間の星のように見えないが存在する無意識の重要性が次第に認識されるようになった。そして、通常の意識状態の他にさまざまな多くの意識状態があることがわかってきた。」p902019/02/09