内容説明
近年、科学技術の進歩とともに医療はますます高度化・複雑化しています。医療現場も変化し、患者やその家族、医療従事者へのケアの問題はより一層重要性を増しています。本書では、そのような状況に鑑み、病者やその家族への関わり、疾病固有の関わり、地域及び組織への関わり、といったような問題について、医療・看護・介護現場に携わる気鋭の著者陣が、カウンセリングというキーワードをもとに解説します。医療・看護・介護関係者におすすめの一冊です。
目次
看護カウンセリングの意義と課題
看護職のためのカウンセリング
がん患者とその家族の闘病支援とカウンセリング
母性看護における母親支援とカウンセリング
慢性疾患患者のセルフケア支援のためのカウンセリング
難病患者に対するカウンセリング・アプローチ
チーム医療におけるコミュニケーションスキル
地域訪問看護(在宅ケア)におけるカウンセリングの活用
医療事故体験者の事後対応とカウンセリング
看護職員への惨事ストレスケア
看護実習における教育的カウンセリングの実際
著者等紹介
小玉正博[コダママサヒロ]
1972年山形大学教育学部卒業。1976年東京教育大学大学院教育学研究科博士課程中途退学。現在、埼玉学園大学人間学部教授、筑波大学名誉教授、医学博士
松井豊[マツイユタカ]
1976年東京教育大学教育学部卒業。1982年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、筑波大学人間系教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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