内容説明
2000年以降の内外の知見を積極的に収載。国内の学術論文誌に掲載された関連文献にできるだけ言及した。時代の流れに伴い変化した用語を修正し、理解しにくい表現をわかりやすく修正。また、新しい図表も積極的に採用する。第6回日本社会心理学会島田賞受賞。
目次
ソーシャルスキルという考え方
人の話を聴くスキル
自分を主張するスキル
対人葛藤に対処するスキル
ソーシャルスキルのモデルと構造
ソーシャルスキルとは何か
ソーシャルスキルを測る
ソーシャルスキルの不足がもたらすもの
ソーシャルスキルをトレーニングする
ソーシャルスキルをめぐる問題と今後の展開
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coaf
15
ソーシャルスキルって軽視しがちだけど、人の社会で生きて行くためには結構重要だと思う。ソーシャルスキルが軽視されがちな理由としては、明確な形や決まったやり方が存在しないから、語りたくとも語れないということと、元々ソーシャルスキルを持っている人からしてみれば「ソーシャルスキル?何それ?普通のことじゃん」となってしまうなどが挙げられるだろう。ソーシャルスキルが育つ環境の中で生活してきたそういう人々は別にして、人間関係や感情のことで困っている人はぜひともソーシャルスキルを身につけるべきだと思う。、2013/04/16
くじらぐも
3
ソーシャルスキルは、過程も種類もあれもこれもありすぎて知らないといけないことが多すぎるなあと思いました。ソーシャルスキル研究するなら必読!2015/11/28
hideko
1
仕事の資料作成の参考にしました。2017/05/05
hanan
1
ソーシャルスキルについて、けっこう具体的なマニュアルっぽい本。 平易で読みやすい。めっちゃ、ロジックなコントロール感満載。 専門書であるが、教育現場、ビジネスマン、家庭、親子関係にも偏執しなければ◎。詳しくはmixiレビューに。2015/12/21
ソーシャ
0
人間関係を作る際に重要となるソーシャル・スキルについての基本文献。「スキルで人間関係は何とかなる」という著者の基本的な考えは、いわゆるコミュ障である私を勇気づけてくれます。ハウツー本ではなく一応専門書なので、かなり専門的な考察も書かれているため、社会心理学の知識がないと理解し難い部分がありますね。問題は実践ですね・・・2013/10/03