内容説明
本書はカップル間のコミュニケーションに主眼を置き、日常生活の中でカップルが互いに気持ち良くコミュニケーションを行うためのヒントとなるスキルをまとめました。「相手の話を聴く」「自分の考えを相手に話す」という基礎となるスキルを押さえたうえで、「交渉を上手に行う」「怒りの気持ちを上手に表現する」といったより発展的なスキルをわかりやすく紹介していきます。
目次
結婚した二人になぜソーシャルスキルが必要なのか?
第1部 二人の土台をきずくソーシャルスキル(聴き上手になる;話し上手になる)
第2部 困った場合のソーシャルスキル(交渉上手になる;怒り上手になる)
第3部 知っておきたいソーシャルスキル(遊び上手になる;別れ上手になる)
著者等紹介
園田雅代[ソノダマサヨ]
専門:臨床心理学・カウンセリング。自己信頼感の醸成を伴うコミュニケーションスキルのカウンセリングやアサーション(自他相互尊重のコミュニケーション)トレーニングについて実践的に研究。1980年東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻修士課程修了。玉川大学文学部を経て、創価大学教育学部ならびに同大学院文学研究科教育学専攻臨床心理学専修課程教授、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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西嶋
3
良くも悪くも教科書的な内容で、得るものは少なかった。少なくとも心に余裕のある状態で読むべき本。それにしてももう少し突っ込んだ内容で無ければ、あまり役に立たないのではないか。2015/06/24
Ingi
2
カウンセラーの著者が夫婦間のコミュニケーションについてかいたhow to本。夫婦だからこそ難しい良質のコミュニケーションはやはり学ばなければ身につかないものだ。現場での経験を元に書いているだけに、この相談者ワタシじゃないか!と思う事が多々あって、皆同じ様に悩んでいるのだなと思った。相手を変えるのは至難、自分が変わるのは努力でどうにかなる。まずは相手の話を"聴く"ことから始めます。恋愛結婚も数年たてばアバタもえくぼ状態は終わる。結婚や同棲を考えている人達は是非読んでおいた方が幸せになれる本だ。2010/08/31
ガテン系
0
『上手い怒り方』とか『相手の喜ばせ方』、『別れ方』、『夫婦仲に巻き込まれる子供への配慮方法』等が参考になり良かった。『愛は全てか』が良書だったので、コミュニケーションに関する本はその一つで良いかと思っていたが、こちらはすぐに取り入れられそう&各章が短くまとまっていて良かった。怒り方については、相手の怒りをすぐに・全て受け止めなくてOKというのは、私にとって有り難いアドバイスであったし、別れについては、不満と絶望を整理したり長期的な視野で考えるポイントが参考になった。2023/03/28