目次
運動を力学系としてとらえるとは―ベクトル場、流れ、シミュレーション
力学系の定義
いろいろな力学系
線形ベクトル場
線形写像
ベクトル場の平衡点の分岐
写像の周期点、及びベクトル場の周期軌道の分岐
１次元写像のアトラクタの分岐
２次元写像のアトラクタの分岐
３次元ベクトル場のアトラクタの分岐
区分線形力学系
大域結合写像におけるカオス的遍歴の発生機構
大域結合写像の分岐解析
カオス的遍歴のアニメーション観察
力学系を観察するプログラム
著者等紹介
小室元政［コムロモトマサ］
１９７９年東京都立大学理学部数学科卒業。１９８５年東京都立大学大学院理学研究科数学専攻博士課程修了。米国カリフォルニア大学バークレイ校客員研究員、沼津工業高等専門学校一般科目助教授を経て１９９０年西東京科学大学理工学部電子・情報科学科助教授。帝京科学大学理工学部メディア情報システム学科教授（大学名・学科名変更による）。理学博士。専門は力学系理論、分岐理論、カオス、コンピュータグラフィックス（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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オザマチ
15
力学系の基礎的な概念について学べる本。物理的な例は最初の振り子ぐらいで少ないが、シミュレーション例が豊富。分岐図の書き方の説明も比較的丁寧だと思う。2021/10/08
オザマチ
11
再読。改めて読むと、小規模な力学系については解析的な考察と数値計算の結果を結び付けて論じられているが、カオス的遍歴になると数値計算の結果が議論の大部分を占めていることに気づいた。数学的な概念や数値計算もまだ整備が不十分とのことだが、出版から時間が経った今でもそうなのだろうか？2023/04/18
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