内容説明
本書は、大学においてはじめて微分積分学を学ぶ学生や数学を基礎知識とする理工系の学生を対象に書かれた教科書である。そこで、高校で数学1、2しか学んでいない学生にも理解できるようにやさしく解説しながら、一方で、数学的なものの見方を損なわないように努めた。したがって、定理などの厳密な意味での証明は避け、図などで直観的に理解できるように工夫した。このとき、高校で習う数学3を単に再現するのではなく、現代数学の高い立場から微分積分学の初歩を見直すとともに、大学で行われている微分積分学の授業内容に近づけることを目標とした。
目次
第1章 数列と極限
第2章 微分法
第3章 微分法の応用
第4章 積分法
第5章 積分法の応用
第6章 曲線の解析
第7章 曲面と偏微分法
第8章 立体の体積と重積分
第9章 微分方程式
著者等紹介
水田義弘[ミズタヨシヒロ]
1970年広島大学理学部数学科卒業。現在、広島大学教授、理学博士
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