内容説明
本書は開発方法論と開発手順(プロセス)という観点から、ソフトウェア工学、特にソフトウェア開発に必要な様々な考え方を解説している。また後半では同一例題を一貫して使用することにより、読者が開発の流れを疑似体験できるように配慮した。またオブジェクト指向という概念に不慣れな読者のために、従来のプログラムの限界とオブジェクト指向プログラムの可能性に1章を費やし、またこれまでその区別が不明瞭であったオブジェクト指向プログラムとオブジェクト指向開発の違いについて、実例を交えながら詳細に解説した。
目次
第1章 ソフトウェア工学とは?
第2章 ソフトウェア開発プロセス
第3章 構造化分析/設計
第4章 オブジェクト指向開発
第5章 オブジェクト指向分析
第6章 UML:統一モデリング言語
第7章 設計と実装
第8章 テスト、保守、再利用
著者等紹介
鈴木正人[スズキマサト]
1987年東京工業大学工学部情報工学科卒業。1992年同大学院にて博士課程修了。博士(工学)。北陸先端科学技術大学院大学助手、東京工業大学助教授などを経て、現在、国立情報学研究所情報学基礎研究系助教授。主な研究分野はソフトウェア開発方法論/開発環境、ソフトウェア信頼性など、情報処理学会、ACM、IEEE会員。情報処理学会ソフトウェア工学研究会運営委員(~2001)
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