内容説明
本書は理工系の大学1年生のための微分積分学の教科書あるいは参考書として書かれたものの続編である。第1巻の続きとして、この巻では偏微分や重積分等、いわゆる多変数の微積分が解説されている。
目次
第6章 偏微分(多変数関数;2変数関数の微分 ほか)
第7章 重積分(体積の初等的な計算法;2次元の積分論 ほか)
第8章 一様収束の魔術(パラメータに関する微積分;一様収束に関する基本定理 ほか)
第9章 線積分・面積分(線積分;Greenの定理 ほか)
付録 Mathematicaによる計算演習(1変数の微積分・級数と無限積;Taylor展開と平面曲線 ほか)
著者等紹介
金子晃[カネコアキラ]
1968年東京大学理学部数学科卒業。1973年東京大学教養学部助教授。1987年東京大学教養学部教授。1997年お茶の水女子大学理学部情報科学科教授(現職)。理学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
IS
1
院試のために読んだ。 ベクトル解析のあたりが、それまでと毛色が変わってとても難しい...2019/09/25
2kz1
0
良い本だとおもう。 / p.188の脚注「継ぎ目に丸みを付けないで描く流儀もある.浅田彰『構造と力』という哲学書の表紙にはそのような図がちりばめられており,70年代の女子学生はこの本をファッション代わりに持ち歩いていた.」とかあって少しビックリ。2012/02/14
carbon_twelve
0
理論的な考え方とイメージ的な考え方の双方を説明していて、分かりやすい本だったと思う。2010/10/03