内容説明
関数論は、理論数学とくに解析学の深淵を探る理論として、過去2世紀にわたり完成された数学の分野です。関わる分野は、理工系の数学の基礎である微分方程式・電気通信の数学的な理論・力学分野というように多方面に渡っています。本書は、高校数学の展開に近い具体的に分かりやすいコーチ・役に立つまとめ・問題解決法などによって、高校数学との接続を十分に考慮しています。
目次
第1章 複素数と複素関数
第2章 正則関数
第3章 整級数と初等関数
第4章 複素積分とコーシーの積分定理
第5章 正則関数の積分表示
第6章 有理型関数
第7章 等角写像
著者等紹介
田中純一[タナカジュンイチ]
1974年早稲田大学大学院理工学部研究科修士課程修了。現在、早稲田大学教育学部教授。理学博士
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