内容説明
“習うより慣れよ”という教えがありますが、ベクトル解析を自家薬籠中のものとして自在に使いこなせるようになるには、定型的な計算法に慣れることが最も大切で、そのためには練習問題を数多くこなすことが必要です。そうするうちに、ベクトル場の回転のような直観に訴えにくい概念もその意味を理解できるようになり、各種の公式や定理の結びつきも明らかになってきます。しかしながら時間の制約からベクトル解析の授業は講義中心となることが多く、練習問題をこなす訓練は学生諸君の自発的な意志にまかされています。本演習書はそのような学習の助けになることを目的として作られました。
目次
第1章 ベクトル
第2章 ベクトルの内積と外積
第3章 ベクトル関数の微分と積分
第4章 スカラー場とベクトル場
第5章 線積分と面積分
第6章 積分定理
第7章 直交曲線座標
問題解答