内容説明
生物学者としての著者がこれまでに出会った物理学と生物学の接点のうちから比較的重要だと思われるものを中心に取り上げている。生命現象を物理学の側面から、こんな風にして理解できる、こんな理解の仕方もあるのだ、というメッセージが伝わってくる。
目次
第1章 水中での物体の動き(運動の法則;速度、加速度、力 ほか)
第2章 生物のボディープラン(大きさの違い;弾性 ほか)
第3章 物質の移動(拡散;拡散による流れ ほか)
第4章 電気現象と生体での電気活動(直流回路と抵抗;能動輸送電流の測定 ほか)
付録A 光学の基礎と顕微鏡(ホイヘンスの原理;光学レンズの性質 ほか)
付録B 解説(指数関数;レイノルズ数の発見 ほか)