内容説明
この本は、群・環・体とそれられの応用として最も美しいガロアの理論を理解し、その応用力を身につけるための手助けになることを願って書かれた演習書である。したがって、代数学の演習時間におけるテキストとしてはもちろんのこと、講義におけるテキストまたは副読本としても利用できるように配慮した。
目次
0 集合と写像(集合;整数;写像;同値関係と種別)
1 群(群;部分群;準同型写像;置換群;直積と正規列;有限群;アーベル群)
2 環(環と体;可換環のイデアル;整域と商環;整数環;多項式環;R加群)
3 体(拡大体;代数拡大;有限体と円分体;分離拡大;超越拡大)
4 ガロアの理論(ガロア拡大;ガロアの基本定理;方程式の可解性)