内容説明
戦場やテロの現場のリアル、その中で実践されてきた“人の殺し方、傷つけ方”そして“その救命と回復の医療”の実際を「軍創」…戦場での負傷をメインに据え、百数十点に及ぶ写真と図を用いて詳述する。
目次
古代の医療
中世の軍創
火砲と銃の時代の到来
30年戦争と野戦砲
“銃:マスケット”の時代
銃創と銃創治療のパイオニア
アメリカ独立戦争とライフルドマスケット
ナポレオン戦争と軍創
新しい対人用兵器 シュラプネルとミニエーボール
クリミア戦争とナイチンゲール〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Sasaki
2
題名からすると怪しいhow to本と思ってしまうが、内容は古代から現代までの戦争における負傷の変遷と、それに対する外科治療の進歩について書かれている。兵器は飛躍的進歩を遂げ続けているのに、戦争での死者数は減る一方である。その答えがこの本には書かれている。それは医学の進歩のおかげだ。 しかしその進歩はつい最近のことで、戦争は有史以来あるのに、殺菌・消毒の概念が定着して150年、外科の福音たる抗生物資の流通は僅か70年前の出来事だ。つい最近まで負傷すれば即命取りの時代があったのだ。 衛生隊員に感謝、である。2014/11/25
片刃み
1
物騒なタイトルだが、内容は兵器の発達による戦争の変化とそれに連れて発展していく救命医療の歴史といった内容である。2018/11/23
concreteseijin
1
ポケモンGO 位置偽装2017/12/06
concreteseijin
1
放射能被曝が原因と思われる傷害や死亡保険金の支払いは出来ません。3.11から数年、現場では増える放射能創傷とその救命と回復の医療が叫ばれる。2016/07/10
concreteseijin
1
目に見えない創傷、衝撃波と爆風によるもの、目に見えない爆創を操るAI(人工知能)は人間をイヤホンひとつで詰ませられる。精神疾患関係性。スーサイドボマーとHIVや肝炎ウイルス等のコンボ。2016/07/10
-
- 和書
- UNIX