内容説明
かつて『まんが名作劇場サザエさん』を担当した著者が、番組の礎を築いた人々にスポットをあてる。作詞家、企画担当、録音監督、プロデューサー、そして原作者…なぜ『サザエさん』は永遠なのか?
目次
序章 サザエさんは怪物番組だ!
第1章 サザエさんの詩をつくった作詞家の巻
第2章 企画担当はアニメの神様の巻
第3章 酸素ボンベを抱えた録音監督の巻
第4章 サザエさんは私小説というプロデューサーの巻
最終章 サザエさんは永遠です、作者の巻
著者等紹介
大橋義輝[オオハシヨシテル]
東京・小岩で生まれ育つ。ルポルタージュ作家。明治大学(文芸学科)、サンノゼ州立大学(ジャーナリズム学科)、厦門大学(中国語)、二松学舎大学(国文学)等で学ぶ。元フジテレビ記者・プロデューサー、元週刊サンケイ記者。フジテレビ在職中、『まんが名作劇場サザエさん』を五年間担当。「私の黒澤明」で最優秀賞(夕刊フジ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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富士さん
2
著者は関係者で、しかもあの別所孝治さんの下で働いていたというのだから、それだけでも貴重だと読んでみました。興味深い話はなくはないですが、プロのライターにしてははあまりに散漫な内容でした。特にアニメ史では別所さんは手塚治虫、穴見薫とならぶテレビアニメの開祖です。この人だけでも一冊になるであろう人物の傍にいながら、これはないんじゃないか。当時のテレビの契約事情、局内のアニメへの空気、スポンサーや制作会社との関係の推移、それに対する別所さんの姿勢、関係者としての触りがあっても、書く事はいっぱいあったはずです。2020/07/04
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