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出版社内容情報
水月青[ミヅキアオ]
著・文・その他
アオイ冬子[アオイフユコ]
イラスト
内容説明
周囲の人が次々と不幸になることから“呪いの王女”と呼ばれるリューディアは、大国の王子アンブロシウスと結婚することに。「僕は絶対不幸にならない」と自信満々な彼。会うたびに甘い言葉を囁かれて戸惑うが、たわいない話をし、彼の優しさと前向きさに救われ、次第に惹かれていく。だがある日、彼が落馬して怪我をしてしまう。自分のせいだと別れを切り出すリューディアだが…。「絶対に逃がさない」豹変した彼に押し倒されて、淫らな愛撫を施され―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有機物ちゃん
6
めちゃめちゃ良い。幸運の王子と呼ばれるヒーロー。周りから愛されて人間の黒いところを見ずに育ったが、同時に自分の努力さえも幸運だからということにされてしまうしんどさの中で育ったからか天真爛漫な性格で頭もよく冷静なので「幸運の王子」として人々の印象を利用する狡猾さもある。これを意識的ではなく、人が求めてるものとか弱点とか自分に有利な条件を本能的に感じ取って、相手にとって最大限に効果的な振舞いを無意識に無邪気にしてる感じがゾッとする。自分の思考が静かに歪んでるのを自覚してない男……めちゃめちゃ好きなキャラだった2023/11/05
ハルセ
5
面白かったしいい歪みだと思うけど、あんまりぐっと来なかったのはなぜだろう。 ライトに書かれてるけど王子の歪みは結構なものだと思う。にこにこ優しくて愛されてる事を自覚しつつも誰にも興味ない王子様って結構すごい。犯人も結構歪んでたけど、自己陶酔型だったからすごくいい所に落ち着いてくれてよかった。 歪んだ2人に認められた侍女がある意味1番すごいかもしれない。2019/01/20
林檎の葉
4
「歪んだ愛は、美しい。」をキャッチコピーとするソーニャ文庫にしては、歪んでいない。どうしてかって、たぶんヒーローの精神年齢が幼い。よく言うと、穢れを知らないというか。きっと人の善にだけ触れて育ってきた彼が、初めて触れた毒を描いたのがこの物語なのでは。 ヒロインがヒーローに随分あっさり堕ちたなあ、という印象。呪いの真犯人を追い詰めるシーンはソーニャっぽくてよかったけど、正直私は、護衛のイグナート×呪いの王女の方が狂気に満ちていて口に合います(元も子もない)2018/08/08
れーち
3
★★★★☆2018/08/06
asaki
1
★★★ 2019/03/28