ソーニャ文庫 氷の王子の眠り姫

荷鴣【著】

イースト・プレス（2018/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 336p／高さ 15cm
• 商品コード 9784781696188
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

荷鴣［ニコ］
著・文・その他

ウエハラ蜂［ウエハラハチ］
イラスト

内容説明

ルーツィエが目を覚ますと、美貌の男がそばにいた。記憶を失っていた彼女に、彼―フランツは「君は僕の妻だ」と切なげに微笑む。ルーツィエは、魔女の呪いで２年間眠らされていたらしい。謎めいたフランツに惹かれていくルーツィエ。やがて、彼がこの国の王子で、自分にとって大切な存在であることを思い出す。彼を受け入れ、情熱的で幸せな一夜を過ごすルーツィエだったが、呪いにより、自分がいずれ灰になってしまうことを知り―！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アキナ]

魔女の呪いをかけられて昏睡してしまっているヒロインを助けるヒーローの話。昏睡する姫と荒廃したお城、助けに来る王子の図は童話チックでありながらも設定が細かく楽しめました。ヒロインに隠し事をしながら助けようとしてすれ違ってしまう鉄板王道展開。魔女の呪いについては本格的に気持ち悪く、ＴＬってだけではなくホラーファンタジーとしても成立しそう。体力が回復していない割には無鉄砲なヒロインで心配な所はたくさんあったけれど、ラストにも満足。面白かったです。

2018/02/16

[やまと]

残酷なシーンもあったけど、お話しは面白かったです。 ヒロインがとっても、良い子で好感がもてました。 ヒーローのヒロイン一筋に所も好きかも。特に ヒーローとヒロインの幼かった時の話しが好きー。

2018/06/11

[もずく]

この作家さんは独特な話が多くて好き。とても面白かった！読み始めたら先が気になってやめられなかった。ゴシックロマンス好きなのでめちゃくちゃ楽しく読んだ。この作家さんでは一番好きかも。 魔女の呪いにかかったヒロインをヒーローが救う話で、泣かずに読めなかった。レオと侍女がとてもいい。初期のソーニャっぽいと思った。

2018/02/04

[鯵]

魔女の呪いや生け贄・拷問・殺戮など、ドロドロとした内容満載のホラー風TL。過去の出来事と現在進行中の出来事に上手く伏線が入れてあって、空想設定にありがちな「ホラーだから何でもあり」に逃げていない。複雑な構成ですが面白かった！部屋を抜け出したヒロインが、ヒーローに裏切られたと勘違いして避けるシーン、ヒロインは少し抵抗するもあっさり組み敷かれて無抵抗なのは作者様のヒーロー愛か？(ヒロインに無体な事して、屑ヒーローにしたくなかったと邪推。)全体的に溺愛ぶりがヤンデレに近い感じだけどキュンときました。

2020/03/29

[もずく]

再読。やっぱりいいなぁ〜

2019/06/04