よりみちパン!セ<br> いのちの食べかた

よりみちパン!セ
いのちの食べかた

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  • サイズ B6判/ページ数 123p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781690025
  • NDC分類 K648
  • Cコード C0095

出版社内容情報



森達也[モリタツヤ]
著・文・その他

内容説明

魚は切り身で泳いじゃいない、そんなことは知っている。では、毎日食べる大好きなお肉はどこからどうやって、やってくる?

目次

第1章 もしもお肉がなかったら?(君んちの晩ごはん;僕たちの知らないこと;牛とのおつき合いのはじまり;お肉を食べないわけ;すき焼きと豚肉の登場!)
第2章 お肉はどこからやってくる?(牛と豚がやってくる;おいしいお肉はだれのため?;二つの大問題;お肉ができあがるまで;職人さんの名人芸;「人間」という生きもの;いのちを食べるということ)
第3章 僕たちの矛盾、僕たちの未来(お肉禁止令;僕らはとても忘れっぽい;大人は、万能じゃない;「穢れ」って、なに?;「不浄」って、なに?;僕たちの「弱さ」の歴史;村ごと大引越し!?;小さな優越感;君はすべてを秘密にできるかい?;メディアの過ち;無限大の傷つけ装置;だまされることの責任;僕らの麻痺;忘れなれない記憶;僕たちが生きているということ)

著者等紹介

森達也[モリタツヤ]
1956年広島生まれ。テレビディレクター、映画監督、作家。98年、自主制作ドキュメンタリー映画『A』を発表、ベルリン映画祭に正式招待される。また、その続編『A2』が、山形国際ドキュメンタリー映画祭にて審査員特別賞、市民賞をダブル受賞し、大きな評価を受ける。2006年、TV作品『森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」』が、日本民間放送連盟賞・特別表彰部門「放送と公共性」で優秀賞を受賞(事績タイトルは「メディアリテラシー」)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

52
動物の肉を忌み嫌ってきた日本人の根深い思想を背景に、いのちを切々と説いている。肉が食卓に上るまでの過程に止まらず、携わる人間の尊厳も見つめる。動物の血にまみれる者「穢れと不浄」=被差別部落の歴史と、貶める人間の愚かさまでを。そしてモノの見方、捉え方を、様々な角度で思考する事の重要性を訴える。本書にはルビがふられているが、対象年齢を問わない内容だ。【肉】の深層を抉り取る書籍は希少である。2017/12/14

ふみふみ

21
恥ずかしながら、初めて「と場」のことを知った。私たちが毎日食べているお肉。ちょっと前までは、元気だった豚や牛なんだと、当たり前のことだけど、全く「お肉になるまで」の過程を知らなかった。また一つ、勉強になった。知るって大事だ。2013/08/12

manamuse

20
なんだろう…この作者が合わない。児童書だから読みやすいかと思ったら、結局いつものパターンになってる気がする。宗教・戦争・被差別部落…そこまで拡げなくてもいいような…。一応、絵本の方も読んでみるかな。2023/04/25

sui

19
日本人が2004年に食べた肉の量。牛:1,267,602頭、豚:16,183,495頭。私たちは命を食べている。そんな事分かってると、みんなは言うだろう。でも、牛や豚がどのように殺され解体されるのか。誰がその仕事をしてくれるのか。知ろうとする人は少ない。森さんは言う。知ろうとすることが大切だと。戦争、差別・・・話はどんどん深まっていく。森さんの心に語り掛けてくるような文章がとても誠実。考えない方が楽だから、知ろうとしない大人になっている自分に気付く。小学校高学年になったら娘たちに読ませよう。2016/09/02

ヒラP@ehon.gohon

10
自分たちが何不思議なく日ごろ口にしている肉。 その肉がどのように精肉されているか、森さんはそのことを伝えながら、どうして知ろうとしないのか、とても奥深いことを教えてくれました。 森さんはこうも言っています。 「自分で見ることが必要だ。事実は語られるところから、語る人のフィルターを通したものとなるのだ。」 素晴らしい言葉です。 2011/11/23

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