イースト新書Q<br> 世界をよみとく「暦」の不思議

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イースト新書Q
世界をよみとく「暦」の不思議

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781680545
  • NDC分類 449
  • Cコード C0239

出版社内容情報



中牧弘允[ナカマキヒロチカ]
著・文・その他

内容説明

普段生活するなかで当たり前のように使っている暦。ですが、歴史を勉強してみたり、海外へ旅行してみると、はじめて知る暦の不思議がたくさん出てきます。暦にまつわる不思議を知れば、日本と世界の文化・暮らしの違いや共通点に気づき、異文化理解も深まります。世界中のカレンダーを収集し、そのカレンダーが使われる地域の社会・文化・暮らしを理解するための研究を長年おこなってきた著者が、さまざまな角度から暦の話をわかりやすく語ります。

目次

第1章 暦とは何か(どこから暦は生まれたの?;最古の暦はどんなもの? ほか)
第2章 暦は国によってこんなに違う!(台湾・北朝鮮・日本の暦の共通点とは?;世界より7年遅れている国がある!? ほか)
第3章 日本の暦いまむかし(誕生日を祝うようになったのは明治時代;キュウレキストって何? ほか)
第4章 食と暦の深い関係(飢えないための縄文カレンダー;モロコシ・カレンダー ほか)
第5章 暦から広がるアートの世界(古代エジプトだけじゃない!ヨーロッパにも太陽の舟があった;これは絵なのか暦なのか ほか)

著者等紹介

中牧弘允[ナカマキヒロチカ]
1947年、長野県生まれ。埼玉大学教養学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。国立民族学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、吹田市立博物館館長。宗教人類学、経営人類学、ブラジル研究、カレンダー研究などに従事。日本カレンダー暦文化振興協会理事長、千里文化財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

22
ないものの例えとして「元年の暦」という言葉があります。改元は突然、年の途中で起きるので、改元された元号を表記した暦はないからです。ところが、2019年は5月の改元が予定され、6月からの半年分のカレンダーが出まわらないとも限りません。前代未聞の「元年の暦」が登場するかもしれません。加えて、日本の法律では元号と皇紀のみが規定され、西暦は事実上の基準でしかありません。『日本書紀』によると神武天皇が「辛酉年春正月庚辰朔」の日に奈良の橿原宮で即位した紀元前660年2月11日を紀元とするのが「皇紀」という紀年法です。2019/02/19

はるぴ@ありがたきハピネス

5
旧暦って、なんかいいよね。失われたものに対する切なさがそう思わせるのか。世界には今もいろんな暦があって、時の流れは変わらないけど、把握の仕方が違うんだな。太陽太陰暦の「閏月」については、Wikipediaの明治三年のカレンダー見るとわかりやすかった。閏月がある年は、だいぶお得感ありそう。それから、アイヌの月の名前の呼び方かわいかった。1月→弓が折れるほど狩りををする月。2月→海が凍る月。3月→日がそこから長くなる月。など。2024/01/31

海星梨

3
文化よりの暦のおはなし。ホライズンカレンダーという知見が得られたのがよかった。最終章はかんっぜんに芸術のはなしでなにも頭に入ってきておりません。以前どこかで読んだような話も多かった。2020/04/09

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