出版社内容情報
今泉忠明[イマイズミタダアキ]
著・文・その他
内容説明
猫のルーツには謎が多い。飼い猫として愛される「イエネコ」の祖先は地中海東岸に棲息したリビアヤマネコだが、古代人たちはいかにして賢く獰猛な野生ネコをペットにすることができたのか?野性を捨てた猫たちはやがて神の遣いとして崇拝されるが、のちに魔女の仲間や妖怪とされ受難の日々を送る。いつの時代にも猫たちはのんびりと過ごしているだけなのに、人はなぜこんなにも猫に惑わされてしまうのか?生物学者が説く、猫が人と歩んだ一万年の進化と歴史の話。
目次
第1章 ネコはなぜ人を魅了するのか?(ネコは美しくて面白い;ネコがかわいい10の理由 ほか)
第2章 “孤独な狩人”から“かわいい隣人”へ(神様になったネコ;ネコのミイラにひそむ謎 ほか)
第3章 世界史とネコ(ネコを殺した者は即死刑!?;世界を旅するネコ ほか)
第4章 現代のネコ事情(ノラネコの数を決める2つの条件;飼いネコに眠る野性スイッチ ほか)
著者等紹介
今泉忠明[イマイズミタダアキ]
哺乳動物学者。「ねこの博物館」館長。1944年東京生まれ。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。国立科学博物館で哺乳類の分類学、生態学を学ぶ。文部省(現・文部科学省)の国際生物計画(IBP)調査、環境庁(現・環境省)のイリオモテヤマネコの生態調査などに参加する。トウホクノウサギやニホンカワウソの生態、行動などを調査している。上野動物園で動物解説員を経て、現在は奥多摩の自然を調査している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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