出版社内容情報
久保直樹[クボナオキ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
77
kindle unlimitedから。アダルトビデオの人気ジャンルであるマジックミラー号を企画監督した著者のエッセイ。もともと一般映画作製を目指し、ゆうばり国際映画祭で賞をもらったこともある彼だが、テレビ編集などを経由しアダルトビデオに。彼がアダルトビデオ撮影などで気をつけていたことやいろいろな思い出と一般映画に関わるようになった現状など。彼がいう「近代AV」については、近年の漫画小説などの創作の相似形でもあるようだ。商品としての要素を全面に押し出すことの意味合いなど。時代の証言者の読み物として。2020/02/17
0607xxx
11
映画監督の夢破れ、AVの大ヒットシリーズ「マジックミラー号」を生み出した男の物語。著者の久保監督の事は知らず、マジックミラー号の文字を見て書店で手に取ったが思った以上に面白かった。AVの制作についてもこまかく書かれていたが、AV監督をはじめ、今の時代は何かを生み出し大ヒットさせるという事は容易ではないなと思った。2017/01/04
Ex libris 毒餃子
7
一時代を築いた人の話は面白い。マジックミラー号は爆破解体なのが1番、参考になりました。2021/12/05
Toshi
7
AVメーカー「ソフト・オン・デマンド」で企画マジックミラー号を生み出した久保監督が自ら記したノンフィクション。予想以上に良かった、素敵?な青春小説です。映像作品は常にテーマに沿って作る、編集とは捨てる作業だ等、日頃無縁な世界の事も平易に書かれており、ヘ~と興味を持って読めた。マジックミラー号は1996年に誕生、今も作られており、累計315万本を売り上げている企画。20年以上の歴史って、凄い!2017/01/14
ナツ
4
マジックミラー号の話というよりはマジックミラー号を考えた人の話。読みやすかったが、本職の作家ではないので重複する話が多々あるのが気になった。2019/12/10