出版社内容情報
岩永文夫[イワナガフミオ]
著・文・その他
内容説明
あなたの2万円はどこへ消えるのか?業界取材歴30年の著者がつかんだ「儲けのカラクリ」!
目次
第1篇 総論(変遷―フーゾクが肥大するということ;お客―フーゾクでボラれるということ;女の子―フーゾクで働くということ;経営者―フーゾクで儲けるということ;場所―フーゾクの在るところ…)
第2篇 各論(健康フーゾク―じつにヘルシーなネーミング;飲食フーゾク―ほとんど消費されないビール&ウーロン茶;紹介フーゾク―草分けは江戸時代の置屋)
著者等紹介
岩永文夫[イワナガフミオ]
1948年東京生まれ。明治大学文学部除籍。一世を風靡した「新譜ジャーナル」編集長時代より音楽評論を中心に各誌で活躍。と同時にNHK、民放各局のテレビ、ラジオ番組の構成、さらにレコードのプロデュースなどの仕事を手がける。80年代以降は、社会評論としてフーゾクへのアプローチを続けている。テレビのコメンテーターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
19
TVのコメンテーター、15年著。資本論とタイトルにうたっているが、殆ど関係ないことばかり。またサブタイトルについても同様で読みどころなし。2019/12/04
中野(racoon)
14
★★★★☆ 実家が風俗店、キャバクラ等を経営しているので概要は知っているけど、地域の限られる業務形態(ホテトル・イメクラ・ちょんの間)が幅広く紹介されていて楽しかった。でも資本論あんまり関係ないような(笑)風営法や赤線のなりたちをわかりやすくおさらい出来ます。求人広告のほうが規制が甘くていろんな媒体に出せるからあえて今月は求人のほうも出しとくか、ってのは実際やるのでよく取材してるな~と思った。それにしてもレトロ風俗が興味深い!家政婦斡旋はまだしも、文通友の会に扮した紹介風俗なんて気付かない人も多いだろう。2015/04/01
ラムダ
0
資本論と書いているのでもう少し理論的と思いましたが、そんな感じではないようです。 でもためになりました。2017/06/29
ガバキン
0
あんまり資本論してなかった気がするのでそこが不満。あとはもう他の本で読んだ面、知ってる事が多かった。金引かれまくりというのは知らなかったが。愛は愛とのみ交換せよ、というフレーズは心に残る。2015/12/30
suu
0
欲に関わる産業はまず無くならない。そういう意味で興味を持った本。経営の健全性の尺度として、広告予算の重要性を説いていた。それはこの産業に限ったことではないと思うが、宣伝無しに収益を得ようとするのは健全な経営体質ではないという事が示唆されていた。価値のある商品(女性)を揃え、広告する(webサイトの充実etc)ことで客を獲得する。客は商品が気に入ればリピートする。それにより売り手は安定的に収益を得る。風俗というフィルタで非常に簡素に商売の仕組みを理解する事はできたが、もっと資本論に即したものを期待していた。2015/03/11