出版社内容情報
大道智史[オオミチサトシ]
著・文・その他
内容説明
死者29人、逮捕者560人を出した山一抗争の終結後、渡辺芳則五代目体制が発足。さらなる全国進出を目指していた山口組だが、宅見若頭が直系組織・中野会によって暗殺されるという衝撃的な事件に見舞われる。若頭長期不在ののち、その座についたのは弘田組組長・司忍だった。さらに、そのわずか数カ月後、渡辺組長の引退と司忍六代目就任という電撃人事が発表される―。数々の抗争を勝ち抜き、比類なき大勢力を築きあげた山口組激動の軌跡、全2巻。
目次
第1章 血で血を洗う壮絶な「山一抗争」(血みどろの銃撃戦で幕開け;終結話をブチ壊した銃声 ほか)
第2章 渡辺芳則五代目組長体制発足(長期安定政権を嘱望される;五代目体制発足後相次ぐ対立抗争 ほか)
第3章 全国進出により各地で火花(北海道での刺殺事件を発端に「山極抗争」;山口組系対会津小鉄系の群発事件から「山会抗争」 ほか)
第4章 宅見勝若頭暗殺事件(山口組ナンバー2暗殺の衝撃;絶縁処分ではじまった中野会への報復攻撃 ほか)
第5章 司忍六代目組長体制発足(渡辺五代目体制の“異変”;「中野会」解散の衝撃 ほか)