文庫ぎんが堂<br> 悪の境界線―犯罪ボーダレス社会の歩き方

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文庫ぎんが堂
悪の境界線―犯罪ボーダレス社会の歩き方

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784781670607
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0136

出版社内容情報



丸山佑介[マルヤマユウスケ]
著・文・その他

内容説明

暴力団と一般社会の断絶を狙って施行された「暴力団排除条例」。しかし、その線引きはわかりにくく曖昧だ。それどころか、マフィア化するヤクザや新たなアウトローなどが生まれ、「悪」の領域はますます捉えづらくなりつつある。本書では裏社会と一般社会のトラブルや、ビジネス、日常生活において合法、違法、脱法が渦巻くグレーゾーンで起こった実際の事件やエピソードとともに、われわれが踏み越えてはならない「一線」はどこにあるのかを探る。

目次

第1章 裏社会と一般社会のトラブル「犯罪」をめぐる境界線(マリファナに手を出して警察と裏社会から狙われた二人;流行の「合法ドラッグ」は生粋のジャンキーも手を出さない;拳銃は誰でも手に入るのか ほか)
第2章 違法と合法のグレーゾーン「ビジネス」をめぐる境界線(日本の伝統的「賄賂」作法とは;実録!表社会と裏社会の「枕営業」;アリバイ屋と書類偽造屋 ほか)
第3章 暴走する性とマニア嗜好「欲望」をめぐる境界線(芸能人のセックスフレンドを斡旋する「会社」とは!?;SNSを活用する鬼畜たち;店のないデリヘル嬢はどこで待機するのか ほか)

著者等紹介

丸山佑介[マルヤマユウスケ]
1977年生まれ。フリージャーナリスト。大学院までは考古学を専攻するが、まともに食っていける世界ではないと、研究者コースから離脱。日雇い派遣や測量会社、出版社勤務を経て現在に至る。取材・執筆分野は裏社会、猟奇殺人、都市伝説、古代遺跡の盗掘や遺物の贋作、グルメガイドなど多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Daisuke Oyamada

40
暴力団と一般社会の断絶を狙って施行された「暴力団排除条例」。しかし、その線引きはわかりにくく曖昧。島田紳助の引退劇でとても注目されましたが、「自分はセーフだと思っていた」紳助に対して、吉本がクダだした判断は「アウト」  紳助の引退騒動を見ても私も含めた世間は「自分にはヤクザなんて無縁」と多くの人が思っただろう。しかし、実は一般市民にも大きな影響を与えるものだという。 「暴力団排除条例」・・・ https://190dai.com/2024/01/11/悪の境界線-犯罪ボーダレス社会の歩き方-丸山佑/2024/01/14

よっしー

9
★3 裏社会とかグレーゾーンには何故かそそられる。内容はこの手の本はよみあさってるので、それなりかな。2017/01/31

arnie ozawa

2
完全な裏社会ではなく、ボーダーライン・グレーゾーンを実例で紹介。丸山ゴンザレスさんの人柄がうかがえるのでえぐい話もするっと読める。2018/09/11

sucksuckhello

1
現在は丸山ゴンザレス名義で活動する著者の裏社会ルポ。2011年の書籍なので、石原慎太郎による歌舞伎町浄化作戦、東日本大地震後の裏社会の変化の様子の記録として面白く読める。2023/11/28

JunTHR

0
まぁまぁ!裏社会の様々な行為(殺人、死体遺棄、詐欺、援交、合コン、ドラッグetc.)にまつわるエピソードを、違法と合法や悪などの「境界線=グレーゾーン」をキーワードとして紹介していく。突っ込んだ現場取材というよりは、基本はその現場を知る者から聞いた話という形で語られていくので、迫力の有無はエピソードによりけり。中には驚くべきエピソードもあるが、むしろ丸山佑介の幅広い裏社会ネットワークには興味をそそられる。2015/07/25

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