出版社内容情報
木村勝美[キムラカツミ]
著・文・その他
内容説明
「抵当を半分ほどに圧縮してくれれば1億円の謝礼を出すという。借入先の金融屋はヤクザであると察しがついていた。俺は引き受けることにした…」服役中の山口組系組長から著者のもとに届いた便箋1700余枚の書簡には、戦後の動乱期から今日にいたるまでの生々しい生き様とともに、「シノギ」の手口の数々が克明に綴られていた。わずかな時間で驚くべき巨額の金が舞う、その表裏に蠢く実態を白日の下に晒す。
目次
1章 利尻島でめざめた「男」の世界
2章 ヤクザ世界への憧れ
3章 金儲けのコツを覚える
4章 拳銃密売
5章 山口組系組織を旗揚げ
6章 バブル崩壊で出番急増
7章 一生に一度の大仕事
著者等紹介
木村勝美[キムラカツミ]
1939年、東京生まれ。ジャーナリスト、ノンフィクション作家。1986年、『新宿歌舞伎町物語』(潮出版社)で潮賞ノンフィクション部門優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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