出版社内容情報
林美保子[ハヤシミホコ]
著・文・その他
内容説明
定年後は、年金でのんびりとした老後を、というのはもはや過去のこと。長すぎる老後、敬老意識の希薄化、早すぎる技術革新、コミュニティー・家庭の崩壊、経済的不安定…、かつて経験したことのないような急激な社会変化の中で戸惑い、傷つき、苛立つ老人たち。当たり前としてきた価値観がことごとく否定され、「暴走老人」、「困った高齢者」、「わがまま老人」といった言葉で揶揄され、社会問題としてセンセーショナルに取り上げられる、彼らの本当の胸の内とは。その被害と実情を、被害者、専門家、高齢者への丹念な取材から読み解く。
目次
第1章 従業員を悩ますシルバークレーマーたち―なぜ、高齢者の客はイラついているのか
第2章 ネットに呑み込まれる人々―デジタルシニアの落とし穴
第3章 場違いの現役感をまき散らす元管理職たち―なぜ、普通のお年寄りになれないのか
第4章 寂しいお年寄りたち―口をつぐむ男性、しゃべり続ける女性
第5章 老成しない老人たち―“元気”と“機能低下”の狭間で
終章 長い老後を機嫌よく生きるには
著者等紹介
林美保子[ハヤシミホコ]
1955年北海道出身、青山学院大学法学部卒。会社員、編集プロダクション勤務などを経て、フリーライターに。経営者や著名人インタビュー、エンタメ系など幅広い分野の記事を担当する。2004年、より社会的な分野にシフトするために一旦仕事を整理。ボランティア活動を始め、その間、精神保健ボランティアグループ代表も務める。2012年、フリーライターに復帰。以後、経営者インタビューや、高齢者関連など社会問題をテーマにした取材活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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