イースト新書<br> 居酒屋チェーン戦国史

電子版価格
¥947
  • 電子版あり

イースト新書
居酒屋チェーン戦国史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 271p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781651088
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0230

出版社内容情報



中村芳平[ナカムラヨシヘイ]
著・文・その他

内容説明

外食産業のなかでも、人気チェーンの浮き沈みが激しい居酒屋業界。そこは春夏秋冬、絶え間なく集客競争が続く世界である一方、一攫千金を狙えるベンチャービジネスの宝庫でもある。そんな世界にロマンを抱いて参入した創業者たちは、たった一店舗から数百店舗まで拡大させた野心家ぞろいだ。「養老乃瀧」「大庄」「村さ来」「つぼ八」「ワタミ」「モンテローザ」「鳥貴族」…誰もが知る大手チェーンは、いかにして成功し、やがて衰退していったのか。“水商売”を“ビッグ・ビジネス”にした異端の創業者たちの闘いの物語をひもとく。

目次

第1章 「居酒屋チェーン」という怪物
第2章 居酒屋チェーンの誕生
第3章 空前の「居酒屋ブーム」の到来
第4章 入れ替わった居酒屋チェーン「御三家」
第5章 勃発!激安均一価格戦争
第6章 激変する居酒屋業界の現在地

著者等紹介

中村芳平[ナカムラヨシヘイ]
外食ジャーナリスト。1947年、群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。流通業界、編集プロダクション勤務、「週刊サンケイ」の契約記者などを経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

45
2018年刊。居酒屋チェーンはコロナで大打撃を受けた。本書は業界史であり、グレーで過剰な創業者列伝。低投資なのに客単価が高く、パクリが常識のシビアな世界。居酒屋が急拡大したのは1970〜80年代。養老乃瀧がFC方式で1000店を達成し、天狗はモダンな店舗で集客し、大庄は調理師を養成し、村さ来は酎ハイを発明した。バブル後に台頭したのはワタミ、モンテローザ、コロワイド。世の中は酒離れ、コンプライアンス、人手不足に向かう。新しい価値観に訴える提案ができたら、居酒屋チェーンは全く違うものに生まれ変わるだろう。2020/12/30

おいしゃん

41
この45年間における居酒屋チェーンの盛衰がよくわかった。チェーン創業者の成功記でないので、客観的に業界全体を見れるのが良い。2019/01/10

おかむら

35
養老乃瀧から晩杯屋まで! チェーン居酒屋の栄枯盛衰を各創業者の人物史とともにサラッとおさらい。どこの駅前にも必ずある店々なので興味深いわー。つぼ八やワタミや鳥貴族の創業者ヒストリーが楽しい! 酎ハイは村さ来が始めたとかモンテローザグループはよくパクるとかの小ネタも楽しい。2018/10/24

ステビア

18
タイトルの通り色々な居酒屋チェーン店の歴史。何百店舗も抱えるチェーン店も初めは1店舗から始まる。酎ハイは村さ来が作ったらしい。 2020/08/31

ケー

18
養老乃瀧、つぼ八に端を発する居酒屋ブームからモンテローザを経て、鳥貴族や串カツ田中までの日本の居酒屋「チェーン」を概観する。本書では語られる数々の経営者のエピソード、その全てが破天荒。彼らの信念は論理以上にエモーショナルな面が強めの印象。その破天荒さと情熱がうまく社会のニーズと合致した時、大成功が生まれるんだろうな。外から見える以上に常に激動の業界だった。この本とは全く繋がりはないが、光文社新書の『ファミリーレストラン』と合わせて読むと戦後日本の外食史がより概観できるかも。2018/11/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13136547
  • ご注意事項

最近チェックした商品