出版社内容情報
八幡和郎[ヤワタカズオ]
著・文・その他
内容説明
2016年の「おことば」を契機とした2019年の天皇陛下の「譲位」、2017年に発表された秋篠宮家の長女・眞子さまのご婚約とその延期。皇室への関心が高まるなか、現在の「女性天皇」や「女性宮家」の議論には皇位継承の正統性を維持できない欠陥がある。一方、「旧宮家復活」など「男系至上主義」だけで問題が解決するとは思えない。数々のベストセラーを輩出する専門家が、歴代天皇125代の皇位継承の経緯を読み解くことで、中立的な視座から皇室をめぐる議論の論点を解きほぐす。
目次
第1章 本当は年代以外は史実である『古事記』『日本書紀』
第2章 本当は女系一族が混乱を招いた飛鳥・奈良時代
第3章 本当は消去法で即位が決まった桓武天皇
第4章 本当はえこひいきが原因だった南北朝時代
第5章 本当は天正と明治の二回行われた王政復古
第6章 本当はずっと危機的状況だった皇位継承
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。徳島文理大学大学院教授、国士舘大学大学院客員教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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