イースト新書<br> 芸能人と新宗教

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イースト新書
芸能人と新宗教

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650845
  • NDC分類 169
  • Cコード C0230

出版社内容情報



島田裕巳[シマダヒロミ]
著・文・その他

内容説明

新宗教を怪しいと感じる理由。清水富美加が幸福の科学に出家すると宣言したことで、注目をあびることとなった新宗教の存在。過去にも、オウム真理教や統一教会などに入信した女優やスポーツ選手の騒動が世間を騒がせてきた。ほかにも、多くの芸能人たちが創価学会や真如苑などの信者ではないかと噂され、関心を集めてきた。なぜ、人々は新宗教の芸能人信者に注目するのか。そもそも新宗教とはどんなものなのか。なぜ、芸能人は新宗教にはまるのか。芸能界と新宗教はどんなかかわりがあるのか。新宗教と芸能人にまつわる歴史と事件をふり返りながら、分析する。

目次

第1章 芸能人と新宗教の知られざる関係性(なぜ、芸能界には創価学会信者が多いのか;滝沢秀明、上戸彩、石原さとみは本当に創価学会員といえるのか ほか)
第2章 なぜ芸能人は新宗教にハマるのか(宗教は芸能界で「メリット」になるのか;「民音」は、創価学会芸能人のための組織ではない ほか)
第3章 海外の芸能人も新宗教にハマる(プリンスの死を招いたエホバの証人の信仰;「エホバ二世」だったマイケル・ジャクソンの苦悩 ほか)
第4章 芸能人は新宗教の広告塔なのか(清水富美加の出家が吉とでるか凶とでるか;イメージを損なう強引な勧誘 ほか)
第5章 新宗教はなぜトラブルを起こすのか(新宗教を「怪しい」と感じる理由;創価学会のイメージを悪化させた「言論出版妨害事件」 ほか)

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京生まれ。宗教学者、文筆家。1976年、東京大学文学部宗教学科卒業。1984年、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は宗教学。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。現在は東京女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

67
現在マスコミを賑せている新宗教だけど、本書はそんな新宗教と芸能人の関係を書いた一冊。全体的に雑な印象は拭えず、芸能人がこの新宗教に入信しているという週刊誌みたいな内容が多い。まず念仏が死者の為の物という記述からして、宗教学者として調べて書いているのかが疑問であるし。それ以外の部分も過去新宗教はこんな事件を起こしていたみたいなあまり考察もない記事だし。しかし法の華三法行とかライフスペースとか懐かしいな。ある程度新宗教に関して知識のある人間の取っては既知の話が多く、新書というよりコラム集みたいな一冊でした。2022/07/25

そうたそ

28
★★★☆☆ 清水富美加の幸福の科学出家騒動にちゃっかりと便乗したような一冊。タイトルのままの内容で、特に真新しい内容でもないが、時間つぶしに読むには最適な軽めの一冊。普段からさほど宗教というものに興味を持っていない人向けの内容だろう。逆に言えば、興味を持っている人からすれば既に別の書籍を読んで、もっと言えばWikipedia等で調べさえすれば十分知っているような程度のものでしかなく、そういう意味では大した内容ではないとも言えるだろう。2017/07/29

gtn

20
まず、「芸能人はなぜ新宗教に惹かれるのか」という命題が間違ってはいないか。信者の中に芸能人がいれば、そりゃ目立つだろう。また、著者は新宗教について知識を持っておくことが現代社会を生きる上で必要と言うが、出典に週刊誌を用いる等、新宗教へのアプローチの甘さが目立つ。最後に著者は、オウム、ライフスペース、法の華三法行まで新宗教のカテゴリーに入れるが、それらは宗教ではない。カルト又はビジネスである。2018/10/09

雲をみるひと

17
新宗教と芸能人の関わりがテーマ。芸能人情報は他の媒体から入手したもののようで主に新宗教の考察が主。しかしながらその考察も芸能人情報が挿入されることで中途半端になっている印象。作者の新宗教に特化した作品の方がよかった印象。2021/04/09

黒猫

16
清水富美加さんの出家によって、再度注目を浴びるようになった新宗教。芸能人がなぜ新宗教にハマりやすいのかということを分かりやすく書いてある。それは、「地方から出てきて支えのない不安」であり、「不安定な職業的不安」であるという。我々も希薄な人間関係から新宗教にハマる可能性は多いにあると思う。芸能人を信者に持てば広告塔として信者が増える可能性はあるが、脱退騒動を起こしたりすると一気にイメージダウンする負の一面があることには納得。次は著者の新宗教との訴訟関係の話を読んでみたい。よくまとまった良本です。2017/12/23

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