出版社内容情報
八幡和郎[ヤワタカズオ]
著・文・その他
内容説明
『京都ぎらい』はなぜウケたのか?京都はある意味で日本の常識に反した「特殊な街」である。しかし、これほど日本らしい町はない。古い歴史がありながら、新しもん好きで外国人も上手に使う町もほかにない。むしろ現在の日本で支配的な「東京の常識」、すなわち「日本の常識」というものが、日本人の幅広い可能性を封じ込めているだけだ。本書では、数々のベストセラーを輩出した博覧強記の作家が、『京都ぎらい』の歴史的背景から、人間関係、ビジネス、政治、文化にわたる「京都の流儀」まで、「客観的事実」をもとに分析する。
目次
第1章 本当は好きの裏返しにすぎない『京都ぎらい』
第2章 本当はいやみを言っても悪意はない京都人
第3章 本当は保守的でもケチでもない京都流ビジネス
第4章 本当は閉鎖的ではなくグローバル志向な京都文化人
第5章 本当は言うほどでもない京都の「陰の実力者」
第6章 本当は日本の中心であるべき「京の都」
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は京都に住み、作家、評論家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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