出版社内容情報
坂倉昇平[サカクラショウヘイ]
著・文・その他
内容説明
ゼロ年代にミリオンセラーを連発しながら、労働問題を歌い続けるアイドルがいる。AKB48だ。作詞家・秋元康が手がけた歌詞の数々は、日本の労働をめぐる写し絵となっている。会社人間、格差社会、自由競争、就活、ブラック企業、雇用の流動化…。それはAKB48自体が、この国の雇用システムの再現でもあるからだ。本書は約五〇ものAKB48の楽曲を解説し、それらが日本の労働の現実に迫り、その改革を模索するワークソング(労働歌)であることを示す。AKB48を知ること、それは日本の雇用のリアルを知ることだ。
目次
第1章 AKB48の魅力は「労働問題」にある
第2章 大人になんかなりたくない!―会社人間と「自由」の物語
第3章 競争して、チャンスをつかめ―就活の透明な「不安」の物語
第4章 傷つくことを、恐れるな―「運命」としてのブラック企業の物語
第5章 夢を見る覚悟はあるか―「卒業」という失業の物語
第6章 AKB48は日本の労働を変えるか
著者等紹介
坂倉昇平[サカクラショウヘイ]
1983年静岡県出身。東京都立大学人文学部卒。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。2006年に若者の労働問題に取り組むNPO法人POSSEの立ち上げに関わり、現在は同NPO法人理事。2008年に雇用問題総合誌『POSSE』を創刊し、同誌編集長を務める。同誌では2010年にいち早く特集を組むなどして、「ブラック企業」問題に警鐘を鳴らしてきた。『AKB48とブラック企業』が単著デビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
としP
臓物ちゃん
yamikin
カモメ
てくてく
-
- 和書
- 不動産の時価評価