出版社内容情報
星亮一[ホシリョウイチ]
著・文・その他
内容説明
総人口の減少数が過去最大となり、六五歳以上の高齢者人口が初めて三〇〇〇万人を突破した衝撃!かつて誰もが手に入れたはずの“安楽な第二の人生”は夢に消え、老人医療費の自己負担額増、消費税増税、年金支給開始年齢の引き上げなど、「老人のセーフティーネット」をめぐる状況は激変している。福島在住の歴史作家が、幾多の世の無常と3・11の不条理を透視し、織田信長、野口英世、田中角栄、司馬遼太郎、ヘミングウェイら戦場を生き抜いた男たちの人生観を通じて、「老人大国ニッポン」を生き抜くための処方箋を示す。
目次
人間臨終図巻
身内こそ大師匠
私と会津
大物社長から学んだこと
飛島定城と太宰治
歴史に学ぶ
苛烈な運命
斎藤清と田中角栄
第二の人生
著者と編集者
四人の作家
歴史を追う眼
老人パワーの話
著者等紹介
星亮一[ホシリョウイチ]
1935年宮城県仙台市に生まれる。東北大学文学部卒業後、福島民報社記者となる。会津若松に転勤し、会津藩の歴史と文化に目覚める。福島中央テレビ報道制作局長を経て、作家となる。『奥羽越列藩同盟』で第19回福島民報出版文化賞、戊辰戦争の研究で、NHK東北ふるさと賞を受賞。NPO法人フクシマ未来戦略研究所理事長として、東京電力福島第一原発事故直後から旧警戒区域内の取材にいち早く入り丹念な取材を重ねる。原子力災害からの復興策について積極的に提言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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