出版社内容情報
松原隆一郎[マツバラリュウイチロウ]
著・文・その他
内容説明
本書の武道論は、柔道の創始者・嘉納治五郎の思想を踏まえている。嘉納が画期的だったのは、柔道に教育的価値を発見したところだった。しかし、柔道をはじめとする武道は礼儀作法や躾といった教育的効果を期待される反面、常に体罰や暴力の温床という暗部も抱えてきた。中学校の武道必修化が始まり、女子代表監督の暴力や全柔連の不祥事がメディアを賑わせる今こそ、「武道は教育でありうるか」を考えなければならない。自ら「生涯武道」を実践する著者による、武道で「伝統とグローバル化」までを考察する「武道教育論」。
目次
第1部 柔道の危機(「四つの危機」とは何か;嘉納治五郎の柔道論;武徳会の解体と柔道のスポーツ化)
第2部 武道の効用(武道とは何か;武道の必修化をめぐって;高専柔道と七大戦;東大で柔道部に入ることの効用)
第3部 総合武道と教育(空道とは何か;社会体育としての空道;生涯武道としての空道)
著者等紹介
松原隆一郎[マツバラリュウイチロウ]
1956年兵庫県神戸市生まれ。灘中学、灘高校で柔道部に所属。東京大学工学部都市工学科卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は社会経済学・相関社会科学。講道館柔道三段の腕前を持ち、現在東京大学柔道部部長。国際空道連盟常任理事、大道塾総本部ビジネスマンクラス師範(五段)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yukicks
有坂汀
しゅんぺい(笑)
unamaster
tommy
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- 和書
- 父相田みつを 角川文庫